◎ 包括根保証とは？
個人保証で問題の多い包括根保証とは？　民法改正で無効に！！



◆ 再起が困難となる 「包括根保証」 とは？




保　　証（一般）保証　債務を特定する普通の保証
根　保　証　継続的な取引で変動する債務を保証するもの

↓

● 「包括根保証」

  • 包括根保証とは？： 債務の限度額、期間を定めない保証
    将来の債務も無制限に保証しなくてはならない
    借金の返済に無限責任を負わせる

    ↓

    ◆ 包括根保証の問題点 ◆
    @ 企業の倒産後も、保証人が債務の返済に追われ再起不能に
    A 経営不振でも、企業の法的整理を遅らせる要因になっている



    ● 個人保証のあり方見直しへ

    ◆ 「民法の一部を改正する法律」　−平成１７年４月１日から施行−
  • 保証の限度額を定めない根保証契約は無効となる

  • 【元本確定期日】・・・保証人が支払の責任を負う範囲が確定する日

    　(@) 金融機関と保証人が合意(契約)した場合→最長５年以内の日を定める
    　(A) 元本確定期日の定めがない場合→ 契約日から３年後の日

  • 債務者への強制執行や、保証人の死亡など、一定の事実が生じた場合、
    　　その後に行われた融資について、保証人は責任を負わない

  • 書面によらない保証契約は無効となります

    • （注） 改正法施行前に締結された根保証契約については、別途定められています



    ◎ 改正民法成立 「包括根保証」 を廃止 無限の返済責任個人は負わず
    ２００５年４月１日から廃止　融資引上げ禁止の新ルール
    (平成１７年３月１０日 日経新聞)



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    法務省の民法関連法案が成立し、改正（包括）根保証制度は平成１７年４月からの施行です。


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